三谷幸喜脚本「笑の大学」は、なぜサムライ…?
http://www.sanspo.com/geino/top/gt200402/gt2004020305.html
より。
 俳優、役所広司(48)とSMAPの稲垣吾郎(30)の初共演映画「笑の大学」(星護監督)の製作発表が2日、都内で行われた。アカデミー賞で話題の「ラスト サムライ」「トワイライト・サムライ」にライバル心を燃やす原作、脚本の三谷幸喜氏(42)は「英語タイトルは『ラッフィング(笑う)サムライ』。サムライ出てこないんですけど」とやってつかみはOK。“笑い”の世界へ誘った?
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 映画界の話題を総どり状態にしている「ラスト サムライ」と「たそがれ清兵衛(ザ・トワイライト・サムライ)」にあやかりたいと、三谷氏がつけた英題は「ラッフィング・サムライ」。「(サムライつながりで)食いつきはいいかな〜と思って」と笑わせた。
 もともと「笑の大学」は舞台で上演された。昭和15年、戦争が色濃くなる中、劇団「笑の大学」の座付き作家・椿一と喜劇の上演を阻止しようとする検閲官・向坂睦男が台本をめぐり攻防を繰り広げる物語。平成8年に西村雅彦、近藤芳正コンビで初演され、2人芝居の傑作と言われた。
 三谷氏自身「ものを作る、笑いを作るというぼくの永遠のテーマを作品にした。椿は理想の作家像で作品には思い入れがある」と語る通り、監督にはフジテレビ系ドラマ「古畑任三郎」の演出を手がけた星監督を指名。検察官に「一番尊敬する俳優」という役所、作家に「繊細さと大胆さの両方を表現できる」という稲垣を希望した。
 星監督は「あんな素晴らしい舞台を映画にするなんて無理」と固辞したエピソードを披露。検閲官役の役所は「映像化するのは怖かったけれど、ぼくは一度も断らず引き受けました」と“挑戦者”の表情を見せた。一方の稲垣は「ほぼ1つのシチュエーションを2人の掛け合いで進めるというのは、経験したことがない特異なスタイル。役者みょう利に尽きる役で日々喜びを感じている」と語った。
 すでに1月22日にクランクイン。出演者が2人だけのため、セリフの量が膨大で長回しが多い。だが、監督との打合せでは2人とも「いつも笑ってます」。タイトルにふさわしい“笑いの撮影”が進行中だ。

★変幻自在、取調室セット
 同舞台の映像化で最大の難点は、物語が取調室でのみ展開するという点だ。会見が行われた東京・成城の東宝撮影所のスタジオには、52m×2m、1間の取調室のセットが建てられた。四方の壁が取り外し可能でさまざまなカットに対応。当時の浅草の興行街をオープンセットで再現し挿入することで、作品に広がりを与える。また、舞台の登場人物は2人きりだが、映画では「笑の大学」の劇団員、検閲官の同僚らがちらりと顔を出すという。


ログ消えると残念なので、ママで引用しておきました。
公開が楽しみ。

 

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