今頃になって読みましたよ松本。
2004年8月23日 読書・TV
松本人志、著。「松本」。
かなり前の本です。10年前。「寸止め海峡」よりも前。
ですが、内容は古くなかったです。そして予想以上に重かった。ダウンタウンのがんばりが、今のバラエティー時代を盤石なものにしたことは間違いないと思いました。
ISBN:4022568984 単行本 松本 人志 朝日新聞社 1995/09 ¥1,020
◆
結構裸になって、わかりやすく、かみくだいて文章を作ってくれている。視線を、「ふつうの人」のレベルに合わせて書こうと苦労している姿勢がみえる。本当はここまでレベル落として書きたくはないんだよ〜という言葉とともに。
最終回近くの連載より、何箇所か引用。
自分へのリマインダーとして。
↓
◆
最近は随分やわらかくなったんだなぁと感じます。
10年間トップ。長いですよ10年という時間は。
そして、10年後がいやおうなく気になってしまう。
そして、自分の仕事に対する姿勢にも顎をぐっと向けさせられた感じ。厳しいね。
◆
松本人志まじ頭。
http://www.1101.com/matsumoto/03.html
ほぼ日刊イトイ新聞より。
かなり前の本です。10年前。「寸止め海峡」よりも前。
ですが、内容は古くなかったです。そして予想以上に重かった。ダウンタウンのがんばりが、今のバラエティー時代を盤石なものにしたことは間違いないと思いました。
ISBN:4022568984 単行本 松本 人志 朝日新聞社 1995/09 ¥1,020
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結構裸になって、わかりやすく、かみくだいて文章を作ってくれている。視線を、「ふつうの人」のレベルに合わせて書こうと苦労している姿勢がみえる。本当はここまでレベル落として書きたくはないんだよ〜という言葉とともに。
最終回近くの連載より、何箇所か引用。
自分へのリマインダーとして。
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オレがこの二年間で皆さんに言いたかったことは何か? 何もオレが最高だ、オレが一番だ、オレが天才ということじゃない。オレが言いたかったこと、それは、自分に自信をもつことは悪いことじゃないんだということである。
趣味や遊びならともかく、それでメシを食い、親や家族を養っていく本業である仕事に自信をもち、その世界で自分がいちばん高いところにいるという気持ちはあって当然だし、なけりゃいかんと言いたいのだ。
生意気だとか自画自賛だとかナルシシストだとか言うヤツがいるかもしれないが、そんなもん関係あるかい。肩で風切って歩いたったらええんじゃい。自分が一番と思わんようなら芸人なんてやめちまえ。
お笑いの仕事やってると、計算ばかりじゃないですよ。たまにはアホみたいなこともします。それが、なんか松本のやることは全部計算できてて、一語一句意味があるみたいに思われてしまうと、まあそこまで思ってないかもしれへんけど、あんまりそうなってくるとつらいですよね。肩の力を抜いて見てもらわないとあかん笑いもあるし、すべて意味を読みとろうとされると、つらいんですよ。
二年間、お笑いはすごい、お笑いはすごいって、まあ、あれだけいっぱい書いてきて、やっと世間が気づいてきた。でもね、本来は、僕がそういうことを書いてはいけないんですよ。
笑いって、ほんまはすごいことなんやけど、お笑いという仕事がいちばん大変な仕事なんやけど、それは暗黙の了解であるべきなんですよ。僕があんまりお笑いはすごい、すごいと言ってしまうと、だんだん笑えなくなってくる。重みが出すぎて、はーって感心されてもしょうがないわけやから。
そこにこう、書いたことでの矛盾というか、不満というか、ありますね。
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最近は随分やわらかくなったんだなぁと感じます。
10年間トップ。長いですよ10年という時間は。
そして、10年後がいやおうなく気になってしまう。
そして、自分の仕事に対する姿勢にも顎をぐっと向けさせられた感じ。厳しいね。
◆
松本人志まじ頭。
http://www.1101.com/matsumoto/03.html
ほぼ日刊イトイ新聞より。
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