アン・バートンの声が好きです。takaさんの日記(左の日記ブックマークからどうぞ)を読んだら、私も急にそのCDが聴きたくなったので、いま早速聴いています。いい感じだぁ〜。

初めてジャズ喫茶でこのレコードを聴いたとき、鼓動が急にはやくなった。まぁ、多分聴いたシチュエーションなども多分に関係していると思うのだけど、私にとって音楽は生活のワンシーンと切っても切れない関係なのです。…いま私、かっこいいこと言った〜(この台詞、「PAPER RUNNER」より拝借)!



ちょっと勝手に独り言をつぶやいてもいいですか。

音楽って、あれこれ批評しながら聴いてしまうし、それが悪いことではないと思う。そうした批評こそが音楽を育てていくわけで、それは非常に大切なこと。
でも、私は、自分の耳を100%は信用していない。よい音楽を選び抜けなかったり、その逆の判断をしたり。間違いだらけ、失敗だらけだ。
一時はそうした誤りを犯すたびに沈んだり、苦しんだりもした。
それでも、音楽が好き。こんなに苦しめられても。

今は、こう思っている。
「“客観的に”よい音楽かどうかなんて、音楽批評のプロでない私に判断できなくてもいい。ただ、よい音楽だと“感じた”自分の感覚は、自分でせいいっぱい大切にして暮らしていこう。なぜなら私は音楽が好きだから。」

音楽って、私の場合、耳だけで聴いているわけではないんです。
その音楽を聴いたときの体調や心境。周囲の環境。その日起こったできごと。聴いている年齢や季節、時間帯。など。など。
いろんな、いろんなものに影響を受けて、私の音楽体験は決まる。
それらの巡りあわせを、音楽をひっくるめて、まるごと大切にしたいなぁと、思うんです。

大切な音楽や演奏家は、たくさんいます。
でも、それらがすぐれた音楽かどうかは、私にはわからない。
ただ私は私のやり方で、心動かされた音楽と向かいあって暮らしていく。

これからも、たくさんのいとおしい音楽に出会えることが楽しみ。



このCDでは、「I can’t give you anything but love」「Sunny」が特に好き。どちらもスタンダードで多くの人が歌っているけど、一番何回も聴きたいと私が思うのはアン・バートン。



アン・バートン ジャック・スコルズ ルイス・ヴァン・ダイク ピエ・ノールディク ジョン・エンゲルス CD ソニーミュージックエンタテインメント 1999/08/21 ¥1,995

捧ぐるは愛のみ
ゴー・アウェイ・リトル・ボーイ
ヒー・ワズ・トゥー・グッド・トゥ・ミー
バット・ノット・フォー・ミー
思い出はやすし
心変わりしたあなた
グッド・ライフ
夜は更けて
サニー



CD「バラード&バートン」も、いい。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005G4A4/diarynote-22/ref%3Dnosim/249-2278009-6801140

 

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